DHAやEPAと相性抜群!一緒に摂ると効果的な7つの成分
DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸は、子供から大人まで、そして妊婦さんや授乳中のママさんにも嬉しい効果がたくさんあります。
そんなDHA・EPAと一緒に摂取することで、さらにDHAやEPAの効果を引き出すことが出来る成分をご紹介します。
サプリを選ぶ際にも、知っておくと便利ですので、DHA・EPAと相性の良い成分について見ていきましょう。
目次
DHA・EPAサプリと併せて摂りたい成分
酸化防止になる成分
DHAやEPAは、酸化しやすいという欠点があります。
酸化すると臭いや味が落ちるだけでなく、場合によっては下痢や嘔吐などを引き起こすなど、健康にとってマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
酸化の原因となる、酸素、紫外線、水分(湿気)、光などは完全に防ぐことが難しいため、サプリを選ぶ際は、酸化防止になる成分が配合されていると効果的です。
代表的な酸化防止剤
- ビタミンC、E
- カテキン
- アスタキサンチン(カロテノイド)
- セサミン
代表的な酸化防止剤として、ビタミンCやE、カテキンなどが知られています。他にも、エビやカニ、トマトやニンジンの天然の赤い色素であるカロテノイドも抗酸化成分です。
サプリの品質劣化を防ぐために、酸化防止剤が配合されているものを選びましょう。
血液サラサラ成分との相性も良い
DHAやEPAには、血中コレステロール値を正常に保ったり、血管や血液をいい状態にする働きがあります。
DHA・DHAだけでも効果は期待できますが、他の血液サラサラ成分を併せて補うことで、より高い効果を期待することが出来ます。
代表的な血液サラサラ成分
- ナットウキナーゼ(納豆)
- 硫化アリル(玉ねぎ)
- ケルセチン(玉ねぎの皮)
- カテキン(緑茶)
- クルクミン(ウコン)
- 食物繊維
血液サラサラにすることは母乳にとっても大切
授乳中のママさんにDHA・EPAサプリが良いとされる理由の1つが、この血液サラサラです。母乳は血液から作られているため、血液や血管の健康は非常に大切になります。
母乳を多く出しているママは胸の周囲に青く血管が浮き出るくらい血管の活動が活発になっています。
母乳の質を高めたり、母乳を効率良く作れる環境を整えるサポートに、DHA・EPAサプリを補いつつ、タマネギや納豆、緑茶などを摂るようにしましょう。
DHA・EPAと一緒に摂りたい成分7選+α
ここまでも、DHA・EPAと併せて摂取したい成分について紹介してきましたが、もっと詳しく見ていきましょう。
ビタミンE
ビタミンEには酸化を予防する作用があります。また、脂によく溶ける性質を持つので、DHAやEPAといった脂肪酸との相性が良いのも特徴です。
ビタミンEは大豆油などの植物油、アーモンド、ほうれん草など、幅広い食品や食材に含まれている成分なので、食事からも摂取しやすいビタミンです。
クリルオイル
クリルオイルとは南極に生息するオキアミから抽出される油のことです。
DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸はもちろん、脂肪酸の吸収力をアップさせるリン脂質、強い抗酸化作用のあるアスタキサンチン(エビなどに含まれる赤い色素成分)を含んでいます。
また、南極のキレイな海の中、生態系の下位に属するオキアミが原料なので、水銀やダイオキシンといった環境汚染物質のリスクも気になりません。妊婦さんや授乳中のママに非常に嬉しいオイルです。
α-リノレン酸
α-リノレン酸は食用の植物油に多く含まれているオメガ3系脂肪酸の一種で、DHAやEPAの仲間です。
体内に入ったα-リノレン酸の一部はDHAやEPAに変わり、サプリなどで摂取するDHAやEPAと同じ働きをします。
α-リノレン酸はえごま油、しそ油、亜麻仁油などに多く含まれている他、ほうれん草や白菜などの野菜にも含まれています。やや馴染みのない植物油かもしれませんが、ドレッシングに活用してみるなど、健康のために食生活に取り入れてみるのもいいですね。
DPA(ドコサペンタエン酸)
DHAやEPAと同じく、魚の油に含まれる希少な必須脂肪酸です。サラサラパワーがEPAのおよそ10倍もあることが分かっています。
血管や血液の健康はもちろん、コレステロールや中性脂肪が気になる方にオススメです。
DPA配合のサプリ
セサミン
セサミンは、ゴマに多く含まれる成分です。抗酸化作用、血中コレステロール値を低く抑える効果、高血圧の予防、女性ホルモンと似た働きをするなど、健康の維持増進に役立つことで知られています。
DHA・EPAの酸化を防げるだけでなく、セサミンの持つ健康効果も期待できるのが魅力です。
ケルセチン
ケルセチンは、タマネギの皮に多く含まれているポリフェノール(黄色の色素)です。抗酸化作用があるほか、血液サラサラ成分としても注目されています。
血管の柔軟性や、毛細血管の働きにも関わるため、血管や血液の健康にとって心強い成分。DHAやEPAと一緒に摂ることで、血液サラサラを強力にサポートしてくれます。
DHA・EPAの含有量チェックも忘れずに
DHA・EPAサプリを選ぶ際、相性の良い成分ばかりに目を奪われてしまい、肝心のDHAやEPAの含有量チェックを忘れてしまわないように注意して下さい。
多くのサプリは、概ね300~700mgくらいの含有量が一般的です。
厚生労働省が発表している1日の摂取目安量(オメガ3系脂肪酸としての摂取目安量)は成人男性が2.0g/日、女性が1.6g/日です。
DHA1,000mgを摂取するのに必要な魚の目安量
- サンマ1尾
- ブリの刺身なら4~5切れ
- イワシ蒲焼き(缶詰)なら100g程度
普段あまり魚を食べない食生活だったり、栄養バランスが偏っている自覚があるなら、500mgを超えるような高濃度のDHA・EPAサプリを選びましょう。
まとめ
DHA・EPAはそれ自体が身体に良いものですが、相性の良い成分と一緒に摂ることで、より効果的になります。
抗酸化作用のある成分や、血液サラサラ成分がオススメ。具体的には、ビタミンE、クリルオイル、セサミン、ナットウキナーゼ、α-リノレン酸、ケルセチンといった成分です。
DHAやEPAのサプリを選ぶ際は、含有量のチェックと併せて、他にどんな成分が配合されているのかを確認して、目的に合ったものを選びましょう。